どうも~
ミサミサです。
ミサミサといいつつ、普通のアラサーサラリーマンです。
この記事では本を1冊紹介します。
【心をととのえるスヌーピー】 著:チャールズ・M・シュルツ
スヌーピーが好きな人
スヌーピーの世界を通じて自分の悩みを解消したい人
移り行くあわただしい日常に悩んでいたり、嫌気がさしている人いませんか。本書を読めば、禅の世界をとおしてスヌーピー世界を読み解くことができ、悩みから解放されます!!
表紙のスヌーピーの可愛さに目を奪われたから。
【読了までの目安時間】2時間半
【おすすめ度】★★★☆☆
【要約】
スヌーピーの世界は禅に通じている。禅を通してスヌーピーの世界を読み解くことで、心を整えることができ悩みがから解放されていく。
【解説】
本書は、スヌーピーの世界と禅の世界で共通する縁を紐解き、禅を身近に感じることができる本です。禅の言葉が紹介され、その言葉を描写しているスヌーピーのワンシーンが紹介されるという構成になっており、数多くの禅の言葉をスヌーピーの世界と共に学ぶことができます。
本書で、印象的だった言葉を5個紹介します
無分別(むふんべつ)
一般的に、「分別がある」とは「良し悪しを見分けることができる」といういい意味で用いられることが多いです。しかし、禅の世界ではこれを悪とし、分別がないこと、つまり「無分別」を推奨しています。「分別」は無意識のうちに他と比べる作業をした結果であり、禅の世界では比較によって生まれた価値を良しとしないからです。
他の人との比較で得られた満足感は本当の意味での満足ではなく、自分自身を見つめることで得られる満足感こそが本当の満足なのです。
白雲抱幽石(はくうんゆうせきをいだく)
青い空に浮かぶ白い雲や苔が生えた石を描いたこの言葉は、のんびりと一人の時間を持つことの大切さを教えてくれています。
休日くらいは会社のノルマに追われる日々から解放され、いつもの環境から距離をとることで、執着から解放され、気持ちがすっきりすることもあるのです。
身心(しんじん)
イライラすることがあると、そのことに気を取られたりイライラを消そうとして結局そのことにとらわれてしまうことが多いです。禅ではまず心ではなく身を整えます。「心身」ではなく「身心」。考えることをやめるのです。
身を整え、姿勢を整え、呼吸を整えることで執着から解放されます。
薫習(くんしゅう)
匂いは目に見えないのに感じることができるものです。長期間一緒にいれば、知らず知らずのうちに香りが移ります。
人間関係にも同じことが言えます。一緒にいる人に多大な影響を受けるのです。
知らず知らずのうちに影響を受けるのであれば、自分が尊敬できる人のそばにいるべきなのです。
自未得度先度他(じみとくどせんどた)
自分より先に他の人が救われるように行動するべきという教えを表している言葉です。
自分さえよければよいという考えで行動して、本当に満足できるのでしょうか。
本当の喜びとは、自分のために何かをするべきではなく、他者のために何かをし、その他者が喜ぶ姿を見ることなのです。
自分本位の考えの中には幸せの種はありません。
最後に
【ミサミサの独り言】
①本書を手に取った理由は、上に書いた通り表紙のスヌーピーに目を奪われたからです。
「禅」と聞くと、寺でお坊さんが正座をしながら悟りを開く・・・といったシーンを想像しがちですが、本書はスヌーピーのキャラクターを用いて解説しているため、とても読みやすかったです。
表紙のデザインもサイズ感もかわいいので、部屋に飾っておくのもおすすめです。
②無分別→「嫌われる勇気」著:岸見一郎
自未得度先度他→「GIVE and TAKE」著:アダムグラント
のように、他の本と似たようなことが書かれており、
やはり満足感のある生き方には万人に共通する考え方があるのかなと感じました。
特に、「他者との比較をやめ、執着を手放すこと」が本書にも書かれており、この考え方が身につけば最強だと感じました。
しかし、現在所属している会社は相対評価で給料が決まることもあり、他者との比較は切っても切れない関係にあるので。。なかなか禅の習得は難しいですが、意識しながらちょっとずつ習得したいと思っています。
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