【読書】天才を作る親たちのルール　～トップアスリート誕生秘話～

どうも～

ミサミサです。

ミサミサといいつつ、普通のアラサーサラリーマンです。

この記事ではおすすめの本を1冊紹介します。

【天才を作る親たちのルール　～トップアスリート誕生秘話～】　　著:吉井妙子

【読了までの目安時間】1時間半

【おすすめ度】★★★★★

【要約】

メジャーリーグで活躍する大谷翔平や藤浪晋太郎、サッカーで活躍する宇佐美貴史など、世界で活躍するスポーツ選手の幼少期の育て方には共通点がある。こうしたスター選手は幼少期に運動能力だけではなく、人間性も成長している。本書は世界を舞台に活躍する名選手の親へのインタビューを元に、幼少期の育て方を紐解く一書である。

【解説】

本書は、世界を舞台に活躍する名選手が幼少期にどのように育てられてきたかを紐解く一冊となっています。

大谷翔平、藤浪晋太郎(野球)、宇佐美貴史(サッカー)、石川佳純(卓球)、萩野公介(水泳)、木村沙織(バレーボール)、井上尚弥(ボクシング)など、世界で活躍するアスリートの育てられ方には共通点がありました。

これらの選手は決して競技オンリーで育てられたわけではなく、様々なことを吸収しながら育てられています。

この記事では、育てられ方の共通点で印象的だった言葉を３個紹介します

子供がやりたいことをやらせる。親はそのための我慢は惜しまない

サッカーで活躍する宇佐美は、幼少期にアパートの部屋で駆け回っていたところ、下の階の人に迷惑がかかるため、宇佐美少年の練習を確保するために一軒家購入を決意したそうです。子供のために一軒家を購入するための資金は、親が自分の服や小遣いを我慢して貯めたそうです。

子供の興味と努力だけでなく、子供に継続させるための親の支援が、世界で活躍できる選手になるための大きな要素と言えそうです。

自分で決めたことはやらせる。自分の選択には自分で責任を持つ

むやみに指示せず、｢あなたはどうしたいの??｣常に考えさせる癖をつけさせることで、｢親に言われたからやっただけ｣という他責思考を回避できます。

小さいころから自分で考え、自分の責任で行動することで、苦しいことがあっても途中でやめることはなし、万が一失敗した時にも言い訳せず次につなげるメンタルへと育てることができます。

スポーツだけやってきたわけではない。アスリートである前に一人の人間

世界で活躍する選手だけあって、同年代の友達と比べると運動神経は抜群です。それゆえ周りに横柄な態度をとってしまい、指導者に叱られたという経験をした選手が多かったのが印象的でした。スポーツだけやっていけばいいのではない。周りに愛されてこそスターであり、そのためには道具を大切にしたり、あいさつや感謝の言葉を口にしたりと競技外ですべきことはたくさんあります。

最後に

【ミサミサの独り言】

この本に登場してくる人たちは小さいころから成功体験だけを積み重ねてきたわけではなく、失敗も数多く経験しています。成功者の失敗体験からも学ぶことは多いのではないかと前々から思っています。

例えば、イチロー選手の練習方法を聞き、真似たとしても全員がイチロー選手と同じ成績を残せるわけではないと思うんです。ですが、早々に戦力外通告を受けた人たちの後悔を聞けば、｢そうはなりたくない｣と奮起できるのではないかと。

自分自身、大学受験の際にキャンパスライフを謳歌している先輩の合格体験記よりも、浪人で頑張っている先輩からの話の方が身に染みたという経験もしてますし、あながち間違ってはいないと思っています。

今本棚に｢死ぬ瞬間の5つの後悔｣という本が積読されているのですが、後悔する目線で書かれており、読んでみようかな~と思っています。

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