どうも~
ミサミサです。
ミサミサといいつつ、普通のアラサーサラリーマンです。
この記事ではおすすめの本を1冊紹介します。
【手紙屋 蛍雪編】 著:喜多川 泰
なぜ勉強するのか、明確に答えられない人
大学合格がゴールとなっている人、いませんか??
「なぜ勉強するのか」人に問われたときに答えに詰まってしまう人、いませんか??
本書は「なぜ勉強するのか」に対する答えを考えさせられる一冊です。
「なぜ勉強するのか」自分なりに答えを持っておき、日々精進しましょう!!
Kindle Unlimitedを使えば無料で読めるから。
著者の「運転者」を読み、考えに共感できたから。
【読了までの目安時間】1時間半
【おすすめ度】★★★★★
【あらすじ】
勉強だけでなく私生活も充実させたい高校生の「和花」はこづかいを稼ぐためにアルバイトを希望しているが、父に反対されており実施できないでいる
取り急ぎお金が欲しい和花は、「なぜ大学に行くのか」がわからなくなっており、高卒で働くことを選択肢に入れ始めた。
夏休みを利用して兄夫婦の家に泊まりに行くことになった和花は、兄の勧めで「手紙屋」と文通を開始することになった。手紙屋との文通を通して、父親がアルバイトを許可しない理由やなぜ勉強しないといけないのかを考えた和花は、「なぜ勉強をする必要があるのか」「大学に行く意味」を見つけ、ついに自分のやりたいことを見つけるのであった。
【解説】
本書は、進路決定を控えた高校生がなぜ勉強するのかを学んでいくストーリーです。人生は日々精進が必要であり、学生だけでなく社会人が読んでも学びが多い一冊となっています。
「勉強は自分を鍛えるための道具」
人間は一人だけでは生きていくことはできず、どんな時も他者との関わりが必要です。自分という存在は他者への貢献を通して初めて意味が生まれます。
自分は何をもって他者に貢献できるのか。この答えを探すために苦手なことに挑戦し、自分の幅を広げていく必要があります。
苦手なことを学んでいくうえで、知識が身に付くだけでなく、精神的にも鍛えられます。
つまり、勉強は・自分を磨き・他者に貢献するための手段・道具です。
大学入試合格をゴールに考えている学生は、合格と同時に目標がなくなり、いわゆる燃え尽き症候群になってしまいます。
・何のために大学に入るのか
・自分が他者に貢献できることは何か
を大学受験勉強だけでなく大学生活を通して探していかなければなりません。
「やりたいこととやるべきこと」
今という時間は
・やるべきことをやる時間
と
・やりたいことをやる時間
に二分されます。
やりたいことをやっている時は「快楽」といった感情が起きやすいのに対し、やるべきことやっている時は「不快、退屈」といった感情が起きがちです。
やるべきこととは「将来の自分が今の自分にやっておいてほしいこと」であり、
「やりたいこと と やるべきこと」の比較は「今の欲求を満たすこと と 将来の欲求を満たすこと」を比べていることになります。
一時の快楽である今の欲求を満たすためにテレビを見るのか、将来の欲求を満たすためにテレビを我慢し勉強するべきか、冷静に考えればどちらを優先すべきかは明確です。
最後に
【ミサミサの独り言】
・自分自身が高校生の時に読んでおきたかった一冊です。
今思えば、同い年の東大合格者など人格者と呼ばれる人は主要5科目だけでなく、家庭科や音楽も全て点が良かったように思います。
自分が高校生の時は大学合格を目標に高校3年間を過ごしたため、大学入試に関係ない科目はやる気がなかったですし、大学では全く勉強しませんでした。
遊びに全振りした大学生活も悪くはなかったですが、本書を読んで志高く大学生活を送っていれば今とは違った人生になっているのかなと感じています。
自分の子供が進路の岐路に立っている時は本書を読むように勧めたいと思います。
・合理化を推進する最近の風潮に一石を投じる本です。
例えば、
・家事が苦手だから代行に頼み、浮いた時間で仕事をする方が合理的
といったように、苦手な事は人に頼むことを推奨しています。もちろん、合理化を推進するのはいいことですが、本書でも述べられていたように、苦手な事でも経験するべきだと感じました。
最初から「家事はめんどくさい」と代行サービスを利用するのは、本書でいうところの「何のために」を十分に考察できていない気がします。
家事を一通り経験し、家事の大変さをわかっている人が代行サービスを利用することで初めて「何のために→時間がかかる家事を人に任せることで、浮いた時間を自分のために使用するために」となるのではないでしょうか。
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