どうも~
ミサミサです。
ミサミサといいつつ、普通のアラサーサラリーマンです。
この記事ではおすすめの本を1冊紹介します。
【新・魔法のコンパス】 著:西野亮廣
自分がしたいことで成果を出したい人
キングコング・西野氏がなぜ炎上しても自分を貫いているのか、西野氏の考え方を知りたい人
キングコング西野氏がなぜ芸人以外のことで目立っているのか、どういうマインドで活動しているのか知りたい人いませんか?
なぜ炎上しても自分のやりたいことに突き進んでいるのか、知りたい人いませんか?
この本を読めば、キングコング西野氏の考え方がわかり、自分がやりたいことで成果を出す人のマインドを学ぶことができます。
西野氏直筆サイン付きということで4年前に購入したのですが、積読状態で放置してしまっていました。
西野氏の新刊発行(夢と金)でこの本を思い出し、読みやすそうだったので一気に読んでみました。
【読了までの目安時間】1時間半
【おすすめ度】★★★★★
【要約】
人間は「知らないもの」や「変化」を嫌う生き物である。しかし、「世間が知らないこと」の中に成功の種が眠っている。
ゆえに、成功のためには「嫉妬」や「炎上」は避けられない場合が多いが、成功すれば世間は手のひら返しで称賛に変わる。
非常識が成功によって常識に変わるのは世の常だ。しかし、「お金」「宣伝」など、成功のための普遍のルールは存在し、これらをうまく利用することで成功を得ることができる。
【解説】
本書は、芸人として知られていた西野氏が作家として成功した経験を基に、成功するためのルールを記した一冊です。タイトルの「コンパス」には、「成功への羅針盤」という意味が込められています。
芸人以外の事に力を入れ常に炎上しているイメージがあるキングコング西野ですが、彼には確固たる信念が自分の中にあり、故に炎上を厭わず突き進んでいます。
そうした彼の行動は、普遍の成功法則に基づいています。
本書で、印象的だった言葉を5個紹介します
お金は価値の対価である
お金を効率よく稼ぐことは「汚いこと」であり、努力が美徳とされている節がありますが、西野氏はこれを真っ向から否定しています。
お金は「努力の対価」ではなく、「与えた価値」の対価として得られるものです。
なので「汗水たらした努力」は得られるお金の額には関係なく、できるだけ効率よくお金を稼ぐことが賢いやり方なのです。
能力の掛け算で希少価値を上げる
では、どうすれば効率よくお金を稼ぐことができるのか。
それは自分の希少価値を上げることです。
しかし、希少価値を上げるといってもモノがあふれかえる現代では難しいかもしれません。
筆者は「能力を掛け算する」ことで希少価値を上げることを提唱しています。
例えば、筆者は「芸人×作家」で希少価値を上げています。芸人、作家ともにあふれるほど存在しますが、「おもしろい作家」や「絵本を語ることができる芸人」はキングコング西野氏だけです。
こうして自分の希少価値を上げることで、自分にしかできない仕事が転がり込んでくるのです。
人間は確認作業でしか動かない
人間は冒険にあこがれ、冒険を避ける生き物です。
たとえば、「ルーヴル美術館に何かしらすごい絵画があるらしい」という噂だけでは人はルーヴル美術館に行きたがりません。「ルーヴル美術館にかの有名なモナリザがある」という結論を知っているからこそその絵画を目的にルーヴル美術館に足を運ぶのです。
集客作業にも同じことが言えます。
広告で積極的にネタバレを行うことで集客を行うことができるのです。
機能ではなくヒトで差別化する
Google検索すれば大体の情報が手に入ります。つまり、超最新の情報でない限り情報、機能で差別化できなくなっています。
ではどうやって他と自分を差別化するのか。答えは「ファン」です。
「何を」得たいかで差別化できない今、「誰から」得たいかで差別化を図ることができます。例えば自分であれば、一見同じTシャツに見えても「有名プロ野球選手監修」のTシャツがあれば買ってしまうのですが、それはやはり「誰発信なのか」が重要な要素になっているように思います。
成功にはファンが不可欠です。
情報ではなく「物語」を売る
では、どうすればファンを得られるのか。有名人ならともかく私のような一般人は途方に暮れるようなお題です。
筆者に言わせれば、「モノに付随する魅力的な物語」を売ることが必要になります。
例えば、「痩せる」をウリにしているパーソナルジムは結果痩せたとしても「痩せました、ありがとうございます」で終わり。痩せなかった場合は「やはり嘘だったんですね」で終わりです。
一方で、「めちゃくちゃ太った人がトレーニングを通じて痩せることで、めちゃくちゃきれいな人にアタックできた」といったような物語があればファンは付いて来ます。
ここで大切なことは、「物語に負けを含ませること」です。
先ほどの例でいえば、「太っていて女の人にアピールできなかった」という事実が物語の負けになります。筆者の経験でいえば、「芸人がTVの仕事をセーブして絵本を書いたことで、世間から叩かれた」という事実が物語の負けになります。
こうした「負け」の経験を通じて得た成功物語にファンがついて来ます。
最後に
【ミサミサの独り言】
・自分はこの本を読むまで、筆者の事をあまり知らなかったのですが、しっかり自分の信念を持っておりすごいなと思いました。あそこまで炎上しつつも自分のやりたいことをやり遂げた筆者の考え方を理解することで、今後の自分に生きると思います。
・「物語に負けを含ませること」という部分を読みながら、半沢直樹を思い出しました。視聴率が半端ないドラマですが、このドラマにも「上司の失敗を押し付けられる」「出向」といった負け要素があり、だからこそあそこまでヒットしたのかなあと。
・本書は筆者の考え方がしっかり言い切る形で書かれており、読者の解釈が分かれることもないため、私生活にも応用しやすいです。
1時間半ほどで読破でき、さらに得られるものも多いため、かなりの良書でおすすめの一冊です。
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