どうも~
ミサミサです。
ミサミサといいつつ、普通のアラサーサラリーマンです。
この記事ではおすすめの本を1冊紹介します。
【運転者 未来を変える過去からの使者】 著:喜多川 泰
自分は運がないと思っている人
仕事、プライベートなどでうまく行かず、自暴自棄になっている人
自分だけ運に見放されていると考えてしまう人いませんか?
本書を読めば、「運」の正体がわかりどんな時も前向きに考えることができるようになります。
自己啓発本ではなく気軽に読めるフィクション小説ですが、学びが多くかなりおすすめの一冊です。
「運転手」ではなく、「運転者」という聞きなれない言葉が気になったから。
【読了までの目安時間】2時間
【おすすめ度】★★★★★
もくじ
【要約】
運は「良い」「悪い」で表現するものではなく、「使う」「貯める」で表現されるものである。運が良いと感じている時はそれまでにたまった運を使っているだけに過ぎない。
運は「努力したのに結果が出なかった」時にたまっていく。それは自分だけでなく周りの人や先祖などによって貯められ、自分が貯めた運は周りの人や子孫に受け継がれていく。
その時々で運が悪いとイライラするのはナンセンスであり、自分が貯めた運が自分を含め周りの人に使われていくことを思えば、楽しく過ごすことができる。
【解説】
本書は、生命保険の営業職である岡田修一と突如現れたタクシーの「運転者」のやりとりが描かれています。
取ってきた契約を破棄されて窮地に追い込まれたときに、修一が「運転者」と出会います。
イライラしている修一は新しく契約できるチャンスを逃したり、妻との旅行の計画をあきらめざるをえなかったりと散々な目にあい、自暴自棄になっていきますが、運転者は修一の考え方を変えさせるためにタクシーの中でいろんな話をします。
タクシーの中で運転者と話していくうちに修一の考え方も変わっていき、結果的に修一の人生が好転するというストーリーです。
この記事では、運転者の教えのうち、私が気になった3個を紹介します。
運転者の教えその① イライラしてはいけない
人生には運が劇的に変わるときがあり、その時を感じることができるか否かはその人の機嫌が重要になってきます。
上機嫌の時は運気に気付くアンテナの感度が最大になります。逆に、機嫌が悪いときは最高の運気がやってきている時でも気づくことができないのです。イライラしてしまい、その場がさっさと終わることを考えてしまいます。感情的になっては運気の転換期を感じることができません。
運転者の教えその② 運は「良い」「悪い」ではなく。「使う」「貯まる」と表現されるものだ。
運がいいときはあらかじめたまっている運を「使っている」状態のことを言います。がんばっても報われない時は「運がたまっている」状態です。運は自分一代で完結するものではなく、先代や周りの人によって貯められたものを使ったり、自分が貯めた運を周りの人や子孫に受け継ぐことができるモノなのです。
運転者の教えその③ 本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生において必要だから起こった大切な経験だと思えること
その時々で一喜一憂するのではなく、長期目線で見てみると、どんな出来事もプラスにとらえることができ、いい経験だと思えるのです。
その時は「最悪」と思った出来事も後から考えると「必要だったのかも」と思えることばかりなのです。この考え方をすることでどんな出来事もプラスにとらえることができ、人生いろんなことが楽しめるようになります。
本書では修一の実際の行動に対して運転者がコメントするといった流れで書かれており、かなりわかりやすく書かれています。
この記事で紹介した3つの教え以外にたくさんの教えが書かれており、読み終わった後に前向きになれる、かなりおすすめの一冊です。
最後に
【ミサミサの独り言】
運を「貯める」「使う」という考え方は目からうろこでした。この考え方を持つことで、物事を単純に「ラッキー」「アンラッキー」で終わらせるのではなく常に主体的に行動できるようになると思います。
職場では自分の行動が成果に直結することは少ないですし、自分のミスを周りの人に助けてもらうことも多いです。自分の運だけで片付けるのではなく、周りも含めた運として考えることで、仕事に主体的に取り組めると思っています。
内容は自己啓発系ですが、小説としても面白く、かなり読みやすかったです。
2019年に発売された本ですが、いまだに本屋では縦積みで置かれているロングセラー商品です。Kindle Unlimitedでも読めるので、ぜひ手に取ってみてください。
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